物件を賢くえらぶためのお役立ちガイド

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第1章 おさえておきたい基本データ

マンションとアパートの違いとは?

マンションとアパートの違いとは?

賃貸物件にはマンション・コーポ・ハイツ・アパート等さまざまな呼び方があります。

何となく古い物件はアパートで、昭和の物件がハイツやコーポ、新しい物件がマンションというイメージもあるかと思いますが、多くの場合はその構造によって木造=アパート・ハイツ・コーポ、鉄骨造=ハイツ・コーポ、鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造=マンションと呼ばれることが多いようです。名前からもある程度構造の判断ができますが、一般的に2階建て以下がアパート・ハイツ・コーポと呼ばれ、3階建以上の物件がマンションと呼ばれています。生活する上で構造の安全性はもちろん遮音性や断熱性も重要な項目ですから、是非とも賃貸物件の構造は確認したいものです。

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名称でわかる賃貸物件の構造とは?

さまざまな構造について

お部屋探しをする際には、建物の構造についても知っておく必要があります。
建物の構造とは、その建物がどんな風に造られているか?という事です。

一般的な賃貸住宅の物件は、主に木造・鉄骨造(S)・鉄骨ALC・鉄筋コンクリート造(RC)・鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)があります。
建物の構造は耐震性や防火性など安全性に大きく関わってきますが、断熱や遮音の面でも大きな違いがあります。

木造は殆どが木造で造られている物件なのが分かりますが、それ以外のものにも違いがあります。

鉄骨造は重要部分が鋼材で造られていて、壁などは軽量コンクリートで造られています。
これに対して鉄筋コンクリート造では構造部分に鉄筋とコンクリートを使用しており、耐震面と防火面が格段に高い物件になります。

そして更に強い構造を持っているのが鉄骨造と鉄筋コンクリート造を合体させた鉄骨鉄筋コンクリート造で、これは主に分譲マンションなどで使われる構造です。

賃貸物件の構造についてのメリット・デメリット

物件の構造は見た目で判断できない

賃貸物件の建物の構造によってメリット・デメリットがそれぞれあります。
外観の見た目だけで判断せずにそれぞれの構造・工法をしっかりと比較していきましょう。


◆木造 のメリット、デメリット

賃貸物件の構造に関しては木造ばかりが悪いという印象もありますが、実はそうとも言い切れません。
木造の場合は耐震性や防火性・遮音性・断熱性などが劣る面がありますが、賃料が圧倒的に安いのが魅力です。
また、通気性が良く、自然特有の湿度調整能力もあります。夏は風があるとこるなら涼しく過ごせます。
ただ、他の構造に比べ耐震性が低い事もあり地震に弱い点などが懸念されます。


◆鉄骨造、鉄骨ALC のメリット、デメリット

鉄骨造の場合は木造並みに振動が伝わりやすい、壁が薄い場合には遮音性も悪いというデメリットがありますが、壁の厚さに関しては事前に確認することができますし、木造よりは耐震面が強いというメリットがあります。
鉄骨ALCは構造は鉄骨なのですが、軽量で厚みのあるコンクリート板を床や壁に使用し、耐火性、断熱性、耐久性、遮音性を高めた工法になっています。
木造に比べると、耐火性、断熱性、耐久性が優れていますが、遮音性は木造と比較してもさほど変わらない建築になります。
ただ、遮音性はそれほど高くはないので騒音などが気になる方はあまり選ばない方が無難だと思われます。


◆鉄筋コンクリート造(RC)のメリット、デメリット

一般的なマンションに多い鉄筋コンクリート造(RC)の場合、耐震面や防火面などの安全性の高さと、遮音性や断熱性の高さが大きなメリットです。鉄筋とコンクリートで作られているので強度においても非常に頑丈です。
騒音被害に合わないようにと思うと、鉄筋コンクリート造(RC)の物件を選ぶのが賢明でしょう。
ただし、1階の場合は注意しなければいけない点もあります。
鉄筋コンクリート造(RC)の場合、断熱性の高さ故に結露が発生しやすかったり換気が重要になってきます。最上階も、日中の太陽の熱気が建物の上に上がり部屋の温度を高めるので最上階も注意が必要です。そして賃料が高いことも割高だといえるでしょう。


◆鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)のメリット、デメリット

主に10階立て以上の高層マンションや超高層マンションなどの建築で用いられている建築になります。
高層建物の建築で使用されている事もあり、強度や耐震面などは(RC)と比較しても非常に高いです。
耐火性、耐久性に優れている事もあって、他の建築に比べると賃料が高いのがネックです。

物件の構造で選ぶ際の参考に

出来る限り安い賃貸を借りたい場合は木造に。防音や地震、火事等に強いところに住みたい場合は鉄筋コンクリート造(RC)や鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)の物件に住むのをおすすめします。
それぞれの建物の耐火性、断熱性、耐久性、遮音性など気になる点を考慮しながら物件を選びましょう。

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物件を賢く選ぶためのお役立ちガイド

第1章
おさえておきたい基本データ

第2章
物件情報の賢い集め方

第3章
問い合わせのマナーとルール

第4章
内覧の仕方・業者の見分け方

第5章
契約前の重要ポイント

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